カルロス・クライバー ベートーヴェンコリオラン序曲・モーツアルト交響曲第33番・ブラームス交響曲第4番 – YouTube

STAXが修理から戻ってきてから再びクラシック音楽ざんまいです。ブログでは久しぶりに取り上げるYouTubeクラシックですが、最近は立て続けにブラームスの交響曲第4番を聴いています。というのも今週末の土曜日にオペラハウスでブラームスが演奏されるためです。

小澤征爾やハイティンクの交響曲4番を聴いた後でYouTube上を検索して回っていると、カルロス・クライバー版に出会いました。

もう最初の一発目の音から別格です。まるで真空の無の中から超新星爆発のように音をつかみ出してくるようです。クライバーは間違いなく天才だと思いますが、アーティスト的な天才ではなく職人的な天才であることが、日本人の心性にも合っているのではないでしょうか。カラヤンには何かポリティカルな空気が漂っていて素晴らしい演奏には違いないのにどうしても素直に聴けないのですが、クライバーの演奏は完全無垢でピュアな精神を感じます。歳を取っても清廉な若々しさを感じるのは、やはり人格でしょう。コンサートの予習のために聴いていたはずだったのが、ブラームスよりもクライバーの音に酔いしれてしまいました。

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