禁煙体験記/ 禁煙4週目で考えたこと

今日まで誰にも言ってこなかったのですが、先月中旬から禁煙を開始し、今日で4週目に入りました。過去30年以上も毎日欠かさず20本以上のタバコを吸ってき他のですが、禁煙を始めた頃に比べると、だいぶん禁断症状も和らいできました。

私はどちらかといえば忍耐力がないほうなので、頑張りすぎるとうまく禁煙はできないと諦めていたのですが、今回は意外とすんなり辞められそうなので、体験記を残しておきます。

禁煙を始めた理由

正直なところ、強い決断をして禁煙を始めたわけではなく、なんとなく「これまでと違ったことをやってみようかな」という程度の考えで禁煙をスタートしました。もうこれまで散々タバコは吸ってきたし、いつもタバコが切れないように心配しなければならないことや、ライターやタバコを持ち歩くことが面倒になってきたからです。

喫煙者に優しい国・ベトナム

ベトナムは比較的喫煙者に対して寛容な国で、メビウス1箱が120円前後と安く、路上やローカルカフェ・レストランでは普通に喫煙可能です。また灰皿を置いていない店も多く、そのようなお店ではそのまま路上や床にポイ捨てが当たり前です。日本と違って喫煙者に対する風当たりもさほど強くありません
しかし世の中がコロナ禍で暗く沈滞した雰囲気にあるなか、自分ができることで身の回りの環境を変えてみたいと思い、ちょっとやってみようかというくらいの軽い気持ちで始めてみたのでした。

禁煙を始めるにあたって用意したもの

とは言っても、いきなり全てを断ち切ってしまうのは怖かったので、最初に禁煙に役立ちそうなグッズを購入しました。まずは肺にタバコの煙を入れることをやめながら、代替え物を使ってニコチンを摂取し続け、徐々に量を減らしていくことにしました。

SNUS

SNUSはスェーデンで発売されている嗅ぎタバコです。日本では無煙タバコ「ゼロスタイル」として販売されているようですが、ベトナムではかなり入手困難です。ネットを探し回って、Facebookでの個人販売を見つけました。

Snus Saigon

いくつかのテイストがあり、1パッケージ350,000 VNDと安くはありません。タバコが吸いたくなったら、不繊布に入ったSNUSを口に含んで、数分経つと唾液がニコチンを吸収して、ニコチン切れから解放されます。

正直、味はかなりまずくて体にも明らかに悪そうですが、口に含んでいるとニコチン切れの症状はなくなってくるので、ニコチン切れの苦しみは確実に解消できます。

もちろん、これも正真正銘のタバコなので、ニコチン中毒がなくなる訳ではありません。しかし量がコントロールできるので、最初のころは1時間ごとに1袋口にしていましたが、今では1日に1袋口にするかどうかという状態まで抑えることができるようになっています。

Nicolette QuickMist

禁煙パッチや禁煙ガムで有名なニコレットから出ている、アトマイザー型の禁煙ミストです。タバコが吸いたくなってきたら、1回、舌の裏や頬の裏にミストをふりかけると、タバコが吸いたい渇望感を和らげてくれます。
こちらもベトナムのネット販売で見つけました。

NICORETTE VIETNAM

禁煙したての頃はQuick Mistを使うと余計にタバコが吸いたくなってしまいましたが、2週目ごろからは吸いたい渇望感だけを瞬時に止めてくれることができるようになりました。1本900,000 VNDとかなり高価なので、本当にタバコが吸いたくなった時しか使いませんが、1本で150回分程度使用することができます。4週目になった今、ほぼ1本を使い切ってしまいました。もう1本購入したい気もあるのですが、値段が高いので我慢するつもりです。

身体的にキツかった最初の3日間

禁煙してやはり一番キツかったのは最初の3日間でした。身の回りからタバコやライター、灰皿などは全て処分をしましたが、吸いたくなってくると、脂汗、胸焼け、頭がボーッとする、肩のこり、顔の火照り、眠気、関節痛などの症状が現れました。
体験的に、1本思いっきりタバコを吸えばこれらの症状がすぐになくなることはわかっていましたが、SNUSやニコレットで紛らわせながらなんとか乗り越えました。

禁煙1週目

最初の1週目は、朝仕事を始めた頃からニコチン切れの症状が出てきて、仕事に集中することもできませんでした。
この頃はほとんど半病人の状態で、朝から晩までタバコの事ばかり考えていました。この時期は公使共にダメージが大きいので、あまり仕事が忙しい時やストレスがある時は禁煙を開始しない方が良いかもしれません。

禁煙2週目

2週目に入ってもタバコが吸いたい気持ちは全く無くならず、仕事中や食事のあとはニコチン切れの症状が起きましたが、当初のような発汗や動悸はかなりおさまってきました。SNUSやニコレットを多用していたのもこの時期ですが、体がニコチンを欲しがるというよりも、精神的に辛かったのが2週目です。

禁煙3週目

3週目に入ると、日に何度かタバコが吸いたくなるものの、しばらく我慢をすると収まるようになってきました。
しかし身近にタバコを吸っている人がいたら、つい1本くれと言っていたに違いありませんが、幸い、3週目は外出も多く、タバコに手を出すこともありませんでした。

マインドフルネス瞑想が禁煙に効いた

これまで、本格的にタバコを止めようとしたのはこれが2回目です。
4週目の現在、タバコを吸っていない状態がかなり日常化してきているので、普段はさほどの喜びや達成感はありません。

前回、禁煙に失敗したのは、数週間経って楽になってきた頃に1本くらいは大丈夫だろうと手を出したのが原因でした。何かをやり続けることも大変ですが、やらないことを続けるのも大変です。

今回、比較的うまくいっている理由は、数年前から続けているマインドフル瞑想の影響が大きいのではないかと思います。
前回は、タバコが吸いたくなると、いてもたってもいられなくなり、パニック状態でタバコに手を出してしまったのですが、現在の自分自身の状態に意識を集中するマインドフル瞑想では、自分がいまタバコを欲しているということを客観的に見つめることができるようになります

瞑想でもタバコが吸いたい事実を変えることはできませんが、「自分は今タバコを吸いたいと思っているのだ」ということに意識的に気づくことでパニック状態になることを防ぐことができました。

これからのこと

まだ本格的に禁煙に成功したと言える状態ではないので、要注意です。

今でも人と話をした後や、コーヒーを飲んだ後はタバコが吸いたくなりますし、飲み会などでアルコールが入ると、つい1本吸ってしまう可能性も大です。

これまで誰にも言ってこなかったのは、何かを本当に実現したいなら、他人には話さないほうが良いと思っていたからです。

しかし、体からニコチンが抜けていくにつれて、タバコを吸っていた頃のイライラした焦燥感がなくなってきていることを実感しています。タバコは体に良くないということは当然わかっていましたが、タバコは性格を変える可能性もあることに気付きました。

タバコを吸った瞬間はドーパミンが大量に放出されて、一瞬、気分が落ち着きますが、しばらくするとニコチンが切れてきて、またタバコを吸いたくなってしまいます。結局、朝から晩まで常にタバコを欲していて、イライラした気分に支配されていたのでした。

今は比較的穏やかな気持ちでいることができますし、ドーパミン的な幸せではなく、セロトニン的な幸せを感じるようになってきました。このままタバコのない生活を続けていくことができれば良いなと思っています。

Share on facebook
Facebook
Share on google
Google+
Share on twitter
Twitter
Share on linkedin
LinkedIn
Share on pocket
Pocket

Leave a Reply